はい、こんにちは、猫温泉です。
最近どこにも行けてなくてフラストレーションが溜まりまくっている現状ですが、とりあえず今まで行った場所について語ることでお茶を濁そうかという次第でございます。
今回語らせていただくのは、東京は府中市にある米軍の通信基地跡、府中トロポサイトです。
◆パラボラアンテナが睥睨する地◆
府中トロポサイトに向かうには、新宿駅から京王線で府中駅に行き、そこでバスに乗り換えて生涯学習センター(バス停)で降りる。
または新宿から中央線で武蔵小金井駅に向かい、そこからバスで浅間山公園(バス停)で降り、歩いて向かうのがポピュラーなルートです。
さて、府中トロポサイトにはちょっとしたランドマークがあります。
それは巨大な二基のパラボラアンテナ。
Google マップの航空写真で見てもはっきりとわかるこの巨大な建造物は、戦後の米軍基地があった頃からこの地を見下ろし続けてきたのです。
2019年1月末の昼下がり、そんな府中トロポサイトに向かって生涯学習センターでバスを降り、進みました。
◆パラボラアンテナを探して◆
バス停を降りてしばらく歩くと航空自衛隊府中基地に行き当たります。
目指す府中トロポサイトは府中基地の先にあるので、基地のフェンスに沿って進みます。
しばらく進むと立ち入り禁止のゲートが！
隣接する府中学習センターの車両入り口のすぐそばにあるので、一瞬府中学習センター関係のものかと思いましたが、この横のフェンス沿いに進むと、やはりこれは府中トロポサイトへの立ち入りを防ぐためのゲートだったとわかりました。
フェンス沿いに進むと、中に大きなサイロ状の建物が見えてきます。
府中警察署に財務省関東財務局など、いろんな公的機関による立ち入りを禁ずる立て札があり、厳重に警戒されていることと、まあ不法侵入がそれなりにあるんだろうなぁ、ということがわかります。
そうして進んでいくと、遠くに二基の丸い何かか！
アレは！！
ついに発見！パラボラアンテナ！！
◆パラボラアンテナの見える街◆
見よ、陽光を受け燦然と輝く二基のアンテナを！
このパラボラアンテナは1950年代末から1960年代前半にかけて設置され、日本列島を縦断する在日米軍の通信網の一翼を担っていたといいます。
しかし現在はその役割も終わり、ひっそりと街を睥睨するランドマークとなっているのです。
住宅地を歩いていると突然現れるアンテナ。
はっきりとした存在感をもって街中にたたずむ様は異様だが、どこかノスタルジック。
きっと長らくこの地に住む人々の生活を見守り続けてきたのであろう……。
◆米軍基地の痕跡たち◆
昼下がりに出かけた散歩も、わりと夕方に近い時間になりつつあったので、パラボラアンテナの近くから離れて基地跡をぐるりと回って帰路に着くことに。
往路は東側の道から、帰路は西側の道から帰ることにしましたが、どちらもフェンスがガッツリと囲っておりスキがありません。
そんな中、割と現役っぽいゲートと、その中を除くと原付が見えました。
道も荒れておらず、ここは普通に使われているのだろうか？
フェンスを左手に見ながら移動していると、延び放題の草木の先に建築物の影がちらほらと見えます。
これが基地の施設の跡なのか、とりあえず集合住宅があったという話は聞いていました。
フェンスそばに廃屋が。
557というのはこの建物に付けられた番号なのか？
すっかり荒れ果てている建物。
かつてはここにも米兵やその家族が出入りしていたのだろう。
トロポサイト南側には府中生涯学習センターの駐車場があり、そこからは赤い屋根の建物をよく見れます。
駐車場の管理人のおじさんに、建物見たいから入っていいか聞いたら、ご自由にー、といわれたので自由に見に行くことに。
こういう廃墟を見ると入りたくなって困りますが、さすがにここに入ると色々とまずいことにしかならないので自重。
聞いた話によると付近の住民も監視しているとか……？
駐車場横にある平和の森公園からも廃屋が見えました。
そんなわけで2019年の1月に米軍基地跡府中トロポサイトに行った記録を記しました。
やはり唐突に現れる巨大な物体はそれだけでテンションが上がってしまいますねぇ。
なお、噂ではこのトロポサイト内の建物の撤去作業が何年か前から始まっていると聞きますので、ひょっとしたらこのアンテナもそのうち無くなってしまうかもしれません。
いつまであるのかわかりませんが、なくなる前にもう一度見に行きたいとは思いますが、果たしていつになることやら。
それではまた次回の更新まで(・ω・)/
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