無職の旅-竹富島3-

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はい、こんにちは、猫温泉です。

私が無職時代、暇にあかせてフラフラしていた頃に行った、沖縄離島・竹富島ならびに石垣島の旅の記録をお送りします。

◆竹富島の島内を歩く◆

竹富島2日目の午前はアイヤル浜の日の出、コンドイビーチでの海水浴、竹富島で養殖している車エビのエビフライを楽しみました。

そこで、午後は島の外周を回っているアスファルトの道路ではなく、島内の生活道路を突っ切って残る一つの浜辺、「星砂」がとれることで有名なカイジ浜に向かうこととしました。

「星砂」とは有孔虫と言う原生生物の殻で、有孔虫が死ぬと有機質である原形質が分解され、丈夫な殻のみが残存して堆積(by.Wikipedia)したものだとか。

ロマンチックのかけらもない「星砂」の正体バレをしたところで島内の様子をご覧ください。

ちょうど屋根を修理中の民家。現代でもやはり赤い瓦なんだなぁ、と変に感心。

島の中心に当たるのか、竹富島の案内板が。

なごみの塔と呼ばれる展望塔。ただし老朽化で危険なため登れません。良い形の塔ですよねぇ。

代わりにこの店にあるあかやま展望台から島をぐるりと見渡せます。値段は忘れましたが、お代がいくらか必要だったはず。

あかやま展望台からの眺め。他に高い建物もなくとても良い眺めでした。

牛。名物の水牛車に使われてる水牛だったりするのかな?

西集落のスンマシャーの案内。案内板によるとスンマシャーとは集落の入り口に巨木とそれを囲むように石垣を配し、病魔や凶事が村に及ぶのを遮るために作られるものらしいが、スンマシャーそのものの撮影をしてないあたり抜けている。

世持御嶽(セームチオン)への案内板。

この先の石垣が世持御嶽らしい。

世持御嶽。鳥居の先に舞台のようなものがあり、さらに奥に社殿がありました。かなり広く、規模の大きな御嶽かと。もともとこの地には竹富島の役場があったのですが、その後1950年代に火の神と農耕の神を祀った御嶽として世持御嶽が作られたとか。五穀豊穣と島民の健康を祈念する国の重要無形文化財である種子取祭りはこの地から始まるとか。割と新しい御嶽のため、本土の神社との類似点が多い気がしました。

石敢當。沖縄では魔物(マジムン)は直進することしかできないとされ、丁字路や三叉路の突き当たりに行き当たるとそこにある家に入り今度しまうと考えられており、それを避けるために魔除けの力を持つ石敢當を配するのだとか。魔物は石敢當に当たると砕け散るとか、なんかレトロゲームっぽい設定。

美女クヤマ生誕の地。クヤマとは安里屋クヤマ、または安里クヤマともいわれる女性で、琉球の役人を虜にした美女を謳った民謡「安里屋ユンタ」で知られている竹富島の伝説的美女です。

水牛車の基地。

東パイザーシ御嶽。島づくりの神が最初に降り立ったとされる由緒ある御嶽。

重文指定されている建物、旧與那國(きゅうよなぐに)住宅。なんか普通の家っぽく思えて中まで立ち入らなかったけど行けばよかったですね。

竹富小学校、並びに中学校。竹富島には戦後は一時二千人からの住民がいたといわれており、その名残か島の規模に比べて広く立派な学校でした。

仲筋井戸(ナージカー)。石垣島から飲料水の海底送水が引かれるまでは貴重な飲み水の供給源だったとか。

水道記念碑。仲筋井戸の側にあり、水道が通ったことを記念しているようです。

見張り台、ンブフル。竹富島にはいたるところにこう行った案内板があり、観光でもっている島だというのが感じ取れます。

自然あふれる幸本(小波本)御嶽(コントウオン)。三角コーンがあり立ち入り禁止っぽかったので入りませんでした。(この旅は理由つけて御嶽入らなかったのばっか)

島の南側へ向かう道。民家もなく、アスファルト舗装もされていない土の道をひたすら歩く。

立ち入り禁止のこの先は竹富共同牧場組合の牧場となっています。

カイジ浜のすぐ手前にある蔵元跡という史跡。蔵元とは八重山の歴史において役所とほぼ同義で、この地を中心にこの近辺の島々が収められていたことを示します。

この蔵元跡を抜ければ、すぐにカイジ浜です。

◆皆治(カイジ)浜◆

カイジ浜につきました。

カイジ浜はザワザワしてるわけでもキンキンに冷えて悪魔的なわけでもなく、「星砂」で有名なビーチです。

「星砂」については詳細はすでに述べましたが、島では「海の大蛇に食われた星の子供の骨が流れ着いたもの」というロマンチックなんだか無駄に残酷なんだかよくわからない民話的な由来が伝えられているとか。

緑のエントランスを抜けるとそこがカイジ浜です。

星砂浜と書かれている看板。どことなくファンキー。

なんか巻貝もいっぱいいました。

砂をつかんで手のひらにのせてみる。最近「星砂」が少なくなってる、といわれている通りあまりたくさんは見つかりませんでした。

真ん中の一個がそれっぽいくらい?

カイジ浜の浜辺。

カイジ浜には「星砂」の見本もありました。なんかこういうお土産、昔よく見かけた気がする……。

◆コンドイビーチのリゾート開発◆

実は竹富島ではコンドイビーチにリゾートホテルを建てる計画が進んでいるそうです。

しかしこれは島民の民意に沿ったものではなく、カイジ浜からコンドイビーチに至るまでの道路にはいたるところにこんな看板が立っていました。

初見のインパクトが強く、なんだこりゃ?と思って調べると上記のようなことがわかった次第です。

もともと島の東側の人が住んでないあたりに星野リゾートが入る際にも色々あり、島民と互いに納得いく落とし所を調整の末に見つけてようやく開業できたと目にしました。

この件に関してはその落とし所が見つからないままで、2019年現在に調べたところ続報は見つかりませんが、民意を無視したまま開発が進んでいないことを祈ります。

◆御嶽動画◆

名前も忘れた竹富島の御嶽。
竹富島では西糖御嶽と世持御嶽という入りやすい二個以外はほぼ御嶽には入っておらず非常に惜しいことをしたのですが、唯一ここだけは中に入りました。
すごく短い動画ですが、奥の拝所に近づくに連れ風が強くなっていくさまなど、「あ~、こりゃ歓迎されてないわな」という感じがエグくて一礼だけして早々に退散した記録になります。

https://frogmouthsociety.com/wp-content/uploads/2019/05/82e4b9627ff7010be174e98ee68a4990.mp4


そんなわけで無職が沖縄県の離島・竹富島の島内の様子とカイジ浜を中心に2日目午後の様子をお届けしました。

観光で成り立つ島だけにいたるところに案内板があり、それらを回っているだけでも結構楽しいのではないかと思います。

その割に御嶽に全然チャレンジしなかったですが、御嶽は聖地だから「きっとこれでええねん」と自分を納得させときます。

最後のコンドイビーチのリゾート開発については、少し考えさせられるものがありました。

観光によってたつ地ゆえのジレンマが見てとれ、なかなか難しい問題だと思いますが、島民が納得できる形で落ち着けば、と願っています。

と、真面目な雰囲気を漂わせて……ではでは、今回のブログはこのへんで!

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