心霊スポット紀行-松山市街地の心霊スポット軽く紹介-

名所

2019.06.11

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はい、こんにちは、なんだか最近どこに行ってどこの記録をブログに書いたのかすらあやふやな猫温泉でございます。

そんなわけで忘れないうちに愛媛県は松山市で訪れた場所についてもまとめとこうかな、と思います。
※すでに松山市のスポットは何箇所か書いてますが、その前後とかに行ったとこです。

さて、その心霊スポット紀行、第15回目は松山市市街地にある心霊スポット二箇所を軽くご案内！

◆伊予松山城(2018年)◆

伊予松山城はもちろん愛媛松山市にある有名なお城で、現存十二天守の一つであります。
ですが、この松山城にはちょっとした曰くがあります。
もちろん、ここ数十年とかそういうレベルの怪談ではなく、どちらかといえば民話や郷土史に近い話です。

松山城で語られている話は私が見聞きしてしっているのは三つ。

1.人柱伝説

人柱の話は割と城の建設話にありがちな話で、天守の建設がうまく進まず人柱を立てようとした、というところから始まる話です。
しかしこの話はその人柱の選び方がなかなか珍しく、村の盆踊りで目立っていた美しい女性を選んだのだといいます。

人柱をたててから天守は無事建ったものの、翌年の盆踊りの最中、天守が何日も揺れ動いたといいます。
以後、城主は盆踊りを禁じたものの、その血統は途絶え、その後松山城に入った京極家の血筋も途絶えたのだそうです。

城では人柱にされた乙女のすすり泣く声が聞こえ、城主の血筋が途絶えたのは彼女の祟りであったといわれています。

2.戸無門

次に戸無門は、見て字のごとく戸が無い門で、敵を戸の無い門に誘い込み、防備の要である筒井門で討ち取るという仕組みです。
しかし、それとは別の話も語られており、その話では昔はこの門にも戸があったといわれています。
曰く、城の女中が町の男と逢引をした帰り、門限を過ぎて城に戻った罰としてその場で首を切られ、その後、夜ごと扉がギィギィと音が鳴るようになったため、扉を外してしまったという話があります。

この写真は夜に訪れた戸無門の写真です。

なにやら光が写ってますね。
オーブ？んなわけ無いでしょ、ただの謎光ですよ！

3.俎石

最後の俎石には松山藩主、蒲生忠知が子ができないことに錯乱し、城下の妊婦を捕らえてはこの俎石の上にくくりつけて腹を裂いていたという曰くがあります。
もともと名君の誉れの高かった蒲生忠知でしたが、子供がいないことが悩みの種でした。
そんな中、配下の笛の名手が笛を吹いていた時、天狗が現れ、見事な笛の演奏の礼にと小箱を送ったのだとか。

天狗は「絶対に中を見てはならぬ」といったのですが、見るなといわれれば見たくなるのが人情というもの。
蒲生忠知が配下に無理に箱を開かせるとそこには「蒲生家断絶」と書かれた紙が入っており、以後忠知は錯乱し、暴君と化したといいます。

その上で妊婦の腹を裂いたという逸話のせいか、俎石に妊娠中の女性が触ると流産し、出産経験のない女性が触ると不妊症になる、といわれています。
また、夜になると妊婦や子供のすすり泣く声が聞こえるとも言われています。