峰集落に行った

お出かけ

2020年6月20日、コロナの緊急事態も東京アラートも解け、県外移動も許可になったので、同じ都内だが行くのを遠慮してた奥多摩に行った。

目的地は廃集落、峰である。

峰集落の最寄駅はJRの青梅線、終点の奥多摩より二個手前の駅、鳩ノ巣駅。

ここから約1時間程度舗装された林道の上り坂を登っていく。

途中、山の風景や山肌から流れてくる水や木苺などの風景に癒される。

目印の「大根ノ山ノ神」という祠にたどり着く。

登山用PGS Geographica

ここから道が三つに分かれており、峰集落には右側の道を進む。

途中川苔山に向かう登山道への道を横目に見ながら進む。

実はGoogle マップ上、この先の林道は途中で途切れている。

と、いうのも現在この林道を延長するために工事が進められており、現在は途中までしかその林道が完成していないためだ。

幸い、工事現場の前でどうするか悩んでいると、工事関係者の方から、未完成の林道の右側に確かに集落跡があり、神社の建物が残っているということを伺えた。

さらに、未完成の林道の先を抜けて見に行っても良いといわれ、ついに峰集落に到達することができた。

すでに廃屋等は崩れ去っていたものの、そこかしこに人の住んでいた痕跡は認められた。

しかし、一箇所気になったことがあった。

Googleマップ上で峰集落と示されている場所と、現在地が明らかにずれているのだ。

左側が実際の場所で右下がマップ上に示されている場所

実際にいる場所とGoogleマップ上の位置の違いはなんなのか?

それを調べにGoogleマップ上の峰集落の位置に向けて移動してみた。

集落跡と思われる場所から一段下がった場所にも生活の痕跡があった。

しかし、Googleマップの峰集落の位置はここではない。

結論から言うと、Googleマップの峰集落の位置は全くのデタラメだった。

写真を撮り忘れたが、それと言うのも最接近した上のGoogleマップのキャプチャ画像の位置に行くのが大変だったからだ。

まずかつて峰集落にいくのに使われていたと思われる林道を見つけ、それをしばらく下る必要がある。

さらにその後に林道から外れて山の斜面をしばらく降り(無論危険なので真似しないでいただきたい)、この先は「流石に無理だ!」となったのがキャプチャの現在位置なのである。

結局、Googleマップの峰集落の位置は全然間違えており、そこに何故ピンが立てられているのかも全く不明というしかなかった。

上の地図では行き帰りの工程記録になっているが、一番上のあたりが実際の集落の位置であり、Googleマップ上の集落位置に向かって等高線をぶっちぎる感じで降りているのである。

そんなわけで実際の峰集落に戻り、再びランドマークとなる日天神社前に戻った。


以前、人から「峰集落、もうなんもないよ」とは聞いていたが、行ってみて思ったのは「なんもなくはないな」ということである。

建物の類も一棟も建っておらず、村のあった場所に落ちている様々なものは月日によって朽ち果て、植物に侵され、錆び付いていた。

しかし、過去に人々が住んでいた痕跡はそこかしこに見受けられ、確実にここには過去人々の営みが行われていたのだろうと忍ばされた。

途中まで完成している林道

峰集落のそばには現在林道工事が行われており、完成すれば、すでに完成している林道のようにガードレールが取り付けられ、峰集落に行くのは今より困難になるだろう。

興味のある方は、その前にぜひ一度訪ねてみても良いのではないだろうか。

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