まあ、タイトル通りなんですが、7月の後半に岩手県に行きまして、
遠野メインに色々見て回りました。
感想としては「また来たいな。いや、行くべき」というものでして、このブログ通して少しでもみんな遠野に行けば良いのにね、ってことを思って書いてます。
なお、記事の内容は旅の流れを追ったりどこに行って何をしました、って書くだけだとつまらないので、気に入った場所の写真を加工したやつを使って説明していきたいと思います。
松尾鉱山 緑ヶ丘アパート(八幡平市)

「お前、いきなり遠野ちゃうやんけ!」という声が聞こえてきそうですね。
まあでもここはホント良いのでおすすめ。天気が良かったら八幡平アスピーテラインでもっと絶景見れたんでしょうが、豪雨に降られたのでその辺は残念。

ちなみに八幡平市がどこかっていうと、盛岡の北北西で、今回の記事の目玉の遠野が盛岡の南東なのでまあ真逆ですね。
でも行きたかったから仕方ない。
ここは日本有数の硫黄鉱山跡地で、かつて雲上の楽園とも呼ばれた松尾鉱山の家族向けアパートの廃墟です。
心霊スポットとしても有名ですが、まあどちらにせよ立ち入り禁止だし、何より草が凄くて足元に何があるのかもわからないので(さらに豪雨降ってきたし)、どう考えても近づかないのが吉。
大人しく道路沿いから緑ヶ丘アパートの廃墟と島沼と呼ばれる沼の様子をパチリ。
これが初日でしたが、この時点で割ともう満足でした(気が早い)。
道の駅 遠野・風の丘・永遠の日本の故郷

二日目には盛岡から遠野へ車を走らせ、途中道の駅へ。
名前すっげえ長いですね、この道の駅。
いや、結構道の駅って大体名前長いもんかな?主張したいことが多すぎて文字数オーバー!みたいになってるとこ多いですね。
風の丘とかって部分必要なのかな?
遠野に風のイメージそんなないけど、宮沢賢治が隣の花巻市に住んでて風の又三郎とか書いてるからそのイメージ?牽強付会が過ぎる気も……。
とかそんなどうでも良い事はどうでもよくて、この道の駅の駐車場は名前通りおかになってるんですが、そこから遠野を見下ろした時の感動は結構すごかった。
私の地元も田舎ではあるが、そこは単に不便という部分が強いだけなので(大学行ってる間に区画整理とかで思い出の風景が消えたせいもある)、田舎の田園風景を眺めても故郷という感慨は本来湧かないはずだが、なんだこの魂の故郷感は。
永遠の日本の故郷、っていう道の駅のサブタイトル?は伊達じゃないぞ!ここは故郷だ!ってなりましたね。
遠くに見える山、こんもりとした森、流れる川、田園風景、その横を走る線路と道路、そして今いる丘へと……。
シチュエーションが完璧すぎて、遠野のポテンシャルに恐れ慄きましたわ。
ダンノハナ(と佐々木喜善氏の墓所)

遠野で何したか?というと遠野市立博物館と遠野物語の館と城下町資料館と伝承園と常堅寺とカッパ淵に行ったのですが、そしてそれぞれメチャクチャ良かったのですが、写真で紹介となるとやはり遠野物語の語り部である佐々木喜善氏の出身地であり、多くの話の舞台となった土淵の山口地区をおいて外せないだろう。
その中でも、ダンノハナという場所は山口地区を見下ろせる高台にある、かつて豪族の館があったとも、その処刑場があったともいわれ、現在は地区の方々の墓地となり、佐々木喜善氏の墓もあるという場所である。
ま、写真だとちょっとしか山口地区の様子見えてないけど、現地だとかなり良い感じに眺めることができました。
ここで遠野物語が生まれたんだなぁ、という感慨に耽ることのできる場所です。
デンデラノ

こちらも遠野物語に語られている場所ですね。
姥捨の場所といわれており、齢60を超えた老人は村からここへ送られたのだとか。
ただ他の地の姥捨とは異なり、ここにきた老人たちは昼間は郷に降りて農作業をし、夜になるとデンデラノに戻って過ごすという生活を送っており、口減らしであることは確かなのですが、単に切り捨てるというドライな対応とは異なるものを感じます。
ちょうど草刈りをしていたので見て回って撮影してる間ずっとブィーンっていうか草刈機のエンジン音が鳴り響いてましたが、まあそれもご愛嬌。
おそらくここの景色は実際に姥捨が行われていた時代からそう大きくは変わってないんでしょうね。
荒神神社

遠野市は遠野の原風景ともいえる場所を選抜して遠野遺産というカテゴリを作って観光アピールにつなげているようですが、その一個に当たるのがこの荒神神社です。
特に遠野物語に話があるわけでもなく、逸話も多分ないと思いますが、それでも車で別の場所に向かってる時にこれを見かけた時に、思わず足を止めてしまいました。
実は写真の加工もの画像が一番少なく、確か彩度を少し変えただけ。
こんな光景が残っている、というだけでもう堪りませんね。
ちなみに神社もそこに至る畦道も私有地なので無断立ち入りNG。
周りに持ち主っぽい人もいなかったので遠くから撮影してフィニッシュでした。
五百羅漢

これは遠野遺産に入ってたっけな?覚えてないですが、良いところでした。
遠野から盛岡に帰る道すがら、今回は時間ないからなぁー、といいながらスルーしようとしてたのですが、ことあるごとに見かける五百羅漢の案内板に、じゃあもう行くしかねえか!となって向かいました。
グネグネした道を行くと駐車場があり、そこで準備を整えて山道に突入。
そう、山道です。
と、いってもさほど登るわけでもないですが、半ズボンとデッキシューズで行けるところでもないので長ズボンとトレッキングシューズに履き替えて進みました。
ある程度進むと苔むした岩がゴロゴロ転がる写真のような景色が現れます。
Twitterでも呟きましたが、まるでもののけ姫の世界でしたね。
アレもアシタカの故郷は東北ですが、たたら場は出雲地方とかいや違うともいわれてるので、コダマがいた森はまあこの辺りではないのは確かですが。
で、そんな苔むした岩の中に仏様が彫られているものがいくつかあり、話によるとそれが五百あるから五百羅漢。
なんでも飢饉の際にお坊様が植えて亡くなった方々の冥福を祈って掘ったのだとか。詳細は自分で調べてください。
この写真、その仏様の顔がわかる岩がひとつも映ってないのがマイナス点だよなぁ、とか思いつつ全体的な雰囲気はまあまあお気に入りです。
あと、ここ熊が出ます。
熊にあったら、まあ、お元気で。
といったところで遠野に行ったというのを写真をメインで語りました。
まあ多分これを見ても遠野の魅力は全く伝わってないと思います。
元々城下町だったので、その風情のある街並みとかも魅力的なんですけど、その辺りは今回スルーしてますしね。
とにかく遠野はほんといいところなのでみんな行くと良いと思いました。(小並感
それではまた次の更新をお待ちください!
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