11月に行った場所をご紹介。
11月6日(金)~7日(土)
11月初週、先週に島根山陰に行っており、翌週には弘前に行く予定のぽっかり空いた週、ゆっくりしててもいいのに何を思ってか千葉県の九十九里、東金の方へ金曜の夜に出掛けました。
まず向かったのは「地図から消えた海岸」と呼ばれる千葉県長生郡にある浜宿海岸である。
ここではかつて人気のある海水浴場だったが、1982年に5件の焼死事件があり、その犠牲者が全て44歳であったことからにわかに騒動となり、以後当地の海水浴場は閉ざされたのだという。
すぐ側にはおそらく集落側に750メートルほど進んだ先にある龍宮神社のものと思われる鳥居があるが、その鳥居から海岸側へ移動するとその先は草が生い茂っていた。
続いて向かったのは東金市の人工池で「八鶴湖」と呼ばれている場所。
ここには落ち武者の霊が出るとか、不気味な声が聞こえるという話があるとか。
また、そばの駐車場では焼殺事件(ここでも火が!)があったと言われています。
落ち武者も出ず、声も聞こえなかったですが配信しながら行ってたら、リスナーの人が女の声が聞こえたとか言い出して少し怖かったり。
ちなみにここの湖側の日本料理八鶴亭は2020年10月にテレビ放映された「ほんとにあった怖い話 2020特別編」の「あかずの間を造った話」のロケ地になった模様です。
次に行ったのは「東金キリスト者の墓」という心霊スポット……ですが、ここは心霊スポットという話はあるものの、では何が起きるの?という話が一切見つからないよくわからないスポットです。
これは墓の中にあるので、おそらく周囲に普通の日本式の墓地があるなか、突然現れる見慣れない建物に違和感と恐怖を覚えた人が、ここはやばい!と伝えたのでしょう。
ちなみに墓、と呼ばれているものの実態は納骨堂で、厳密には墓ではないとのことですが、わりとどっちゃでもええような……。
そして、この日の大本命はこちら。
心スポ好きなら誰しもが耳にしたことがあるであろうヤバすぎる廃墟、「油井グランドホテル」……通称「活魚」。
ここではとても凄惨な事件が起きており、その被害者の霊が出るといわれていますが、その前からも自殺の噂や心中の噂などがあり、心霊的な話には事欠かない場所です。
さらに、建物自体もアスベストがかなりまっており、物理的にも非常に危険な場所でした。
確かに危険と言われている二階はいろんな意味で空気が悪かったですね……。
油井グランドホテルを出てしばらくすると大体夜が明けてきました。
そんな朝焼けの中、油井グランドホテルと同じくらい千葉でも有名な心霊スポットである「雄蛇ヶ池」に。
明るいので、いい景色だなぁ、という感想しかなく、何故か一周4キロ以上もある池の周囲をぐるりと一周し、疲れ果てて帰宅しました。
11月14日(土)
さて、週が変わって11月も半ばにいきなりなってますが、かねてから楽しみにしていた渋谷怪談夜会in弘前……弘前怪談夜会に行くために青森県は弘前へ。
怪談仲間の人々と合流する予定だったが、時間があったので国内最大規模の縄文集落遺跡、「三内丸山遺跡」へ。
色々と見どころは多かったが、2時間くらいしか時間がなかったので大体ですます。
そして怪談仲間と合流し、青森魚菜センターでのっけ丼を食う。
これを食いに青森まできたようなもんなんやで!
「幸畑陸軍墓地」に赴き、第五連隊の方々の墓前と慰霊碑に祈りを捧げた後、「八甲田山」へ。
やはりここは真面目な気持ちで参らせてもらうことに。
八甲田の後はそのまま山を下り、自殺の名所と呼ばれる橋、「城ヶ倉大橋」へ。
残念ながら歩道は通行止めで、橋の真上からの眺めは見れなかったが、確かにここはなかなか飛び降りたくなるスポットかもしれない。
そして、夜には弘前怪談夜会とオフ会を楽しみ、青森初日は更けて行ったのでした。
11月15日(日)
イベント明けの翌日。
晴天の中、怪談仲間たちと青森を巡ることに。

まずは弘前市内から西へ車を進め、津軽の霊峰岩木山のたもとにある津軽一宮、「岩木山神社」で鳥居を眺めて退散!
時間あんまなかったんや!
続いて、岩木山の麓にあるという廃ホテル「スペース21」へ。
なんか色々現実的な怖い話を吹き込まれつつ赴き、とりあえず一番危ないと言われている大浴場を撮影。
あとは別棟の奥の部屋もオーナーが自殺した部屋でヤバいとの話だったが、本館と別棟の間の小川に架かる橋が落ちており渡れず断念(´・ω・`)
その後車をさらに北に進め、とある神社へ。
ここは岩木山の麓にある「赤倉霊場」という霊場で、カミサマと呼ばれる青森の巫覡の人びとの修行場兼生活の場なのだとか。
ここ「大石神社」はその入り口にある神社で、ここから赤倉霊場に至る。
弘前乃怪の鶴乃大助さんに教えていただいて赴き、滞在時間は短かったもののやはり他の神社とは違う雰囲気を感じました。
大石神社のご神体は磐座でした。
その後、道中の道の駅で買ったやたらでかいハンバーガーを食ったりしながら車は五所川原市へ向かい、「川倉賽の河原地蔵尊」にたどり着きます。
ヘラヘラしてることがウリの猫温泉ですが、ここは昨日の八甲田とは別の意味で神妙にならざるを得なかった。
子を思う親の心、その圧というか無念の思いというか、そういう念が渦巻いており、ちょっとここは変な扱いしちゃダメだな、と思わされました。(いや別に他の箇所も変な扱いしてるわけじゃないですが)
次は車をさらに西に走らせつがる市にある有名な神社、「高山稲荷神社」へ。
ここは、青森に行ったら行きたいなぁ、と思ってた場所でした。
というのもここは千本鳥居で有名だが、ご家庭で持てなくなったお稲荷さんが返される地として、酷い言い方をすると「お稲荷さん捨て場」みたいになっているといわれており、その様子を一度見てみたいと思ったから。
話によると川沿いにズラーっと返されてきたお社が立ち並ぶ様はちょっとこの世のものではないように見えるとか。
それを見たくて来たのですが、残念ながら川縁の方は立ち入り禁止に。
まあ、それでも千本鳥居とか立ち並ぶ狐の像の中に一体だけ猫が混じってたりとか、面白い所でしたよ。
さて、怪談仲間の二人はこの日で青森を去るとのことで、少し時間が余っていたので軽ーくみてみっか、という気分で「杉沢村」跡地を見に行く。
しかし、見つからず……(´・ω・`)
リベンジ案件となったのでした。
その後、怪談仲間たちと晩飯を食べ、別れたあと猫温泉は一人でバスに乗って浅虫方面へ移動。
目的は青森と浅虫の間に野内ある、青いバスがトレードマークの廃病院、「野内病院」に行くこと。
‥‥だったのですが、
道から脇に逸れ、藪の中に分け入り探せと探せど影も形も見つからず。
木立ではなくあくまで藪なので建物でもあれば見つかりそうなものなのに一向に見つからない。
気づけばGoogleマップ上で野内病院をポイントした箇所より、より藪の奥深くに入って行ってしまい、こりゃやべえと戻ろうとするも、蔦にめちゃめちゃに絡まって身動き取れず。
あわや遭難か!?となりそうだったものの、なんとかかんとか道路へと這い出して、無事生還。
いやあ、ひどい目に遭いました(´・ω・`)

その後、青い森鉄道で旅気分を味わいながら青森、そこから乗り継いで弘前へ。
空腹を抱えながらマクドでバーガーを買い、昼と夜食でハンバーガーを食うという変わり者となりました。
11月16日(月)
この日はなんとありがたいことに弘前乃怪の鶴乃大助さんが青森西部の色々と「廃」なところに連れてってくれることに。
ほんにありがてえこってす。
最初に向かったのは、青森と秋田のほぼ境にある「廃別荘群」になります。
ここはちょっと面白い怪談の舞台なのですが、詳細はいずれ弘前乃怪の方が書籍にまとめられると思いますので割愛。
廃線の上に建てられた別荘群でした。
次に向かったのは、ちょいと県境を超えた先の「廃旅館」跡。ここは特に心霊的な話はありません。
ホント数年前までやってたはず、とのことでしたが、今や廃墟に……。
売りであった温泉の場所は雪の重みに耐えかねて崩れていましたが、旅館自体は荒らされもせず今もしっかりと建っていました。
青森県内に戻り、次に向かった場所はとてつもないです。
なんと廃「温泉街」!
複数の温泉旅宿、湯治場があった場所ですが、すべての宿が廃業となり、見える建物全てが廃墟に。
結構な範囲の建物全てが廃墟となっており、もし夜にここに迷い込んだらとてつもなく怖いのではなかろうか、と思わされます。
今でも垂れ流されている温泉は、建物沿いの川に流れ込み、硫黄の塊の岩を形作っていました。
昼食の後は大鰐温泉に向かい、そこでかつて営業していたという「スパガーデン 湯~とぴあ」の跡地を見に行くことに。
山の斜面に突如現れるガラスのドームに驚かされ、またそれらが全て廃墟というからとんでもない規模です!
何やら鉄線泥棒が出たとかで厳重に施錠されているのでここは進入はできません。
最後に向かった「廃」スポットは、鶴乃大助さんもまだ若手の頃に研修で宿泊したことがあるという「老舗旅館」…その成れの果ての廃墟。
大正建築の本館と鉄筋コンクリートの新館からなるこの老舗旅館はなんと2020年廃業とのこと!
とくに本館の佇まいは味わい深く、こんな廃墟はなかなか見れないと大興奮でした。
その後、鶴乃大助さんが交流のあるカミサマも「ここには行きたくない」とおっしゃっておられる場所をチラッと眺め、新青森駅に送っていただきました。
諸々ありがたいこってす(2度目
青森の旅では日頃仲良くしてる怪談仲間や、最高の怪談を語ってくれる怪談家ぁみさん、イベントを主催してくださった弘前乃怪の方々、特に日頃Twitterやツイキャスで絡んでいただいている怪談作家の高田公太さんや、今回3日目の旅で色々と連れて行ってくださった鶴乃大助さんには本当に感謝しっぱなしですが、改めてここでも感謝を述べさせていただきます。
11月23日(月)
青森の興奮も覚めやらぬ連休の中日、なんか突発的にスポットいこか!となり唐突に久々の場所に訪れました。
向かった先は「奥多摩ロープウェイみとうさんぐち駅」!
ここ、知る限り事件や事故などは一切なく心霊的な噂もなかったはずの場所なんですが、いつのまにか心霊スポット扱いされるようになっていた場所です。
奥多摩湖を挟んで対岸の「かわの駅」(立入不可能)の方は確かに昔から心霊的な話はあったんですが、いつの間に「みとうさんぐち駅」も?と思ってたのですが、ここでちょっと不思議なことが!
まあ、とはいえ相変わらず私は蚊帳の外でしたが(´・ω・`)
詳細は後日どこかで〜(勿体ぶる
11月29日(日)
11月も終わりの月末、日頃から仲良くさせていただいている怪談の語り手、南条さん(通称リーダー)の怪談イベントが川越であるので、昼から埼玉に行ってその辺りのスポットをうろうろしてきました。
「吉見百穴」と近隣にあるけど実際百穴とはほぼ関わりないという「岩窟ホテル」跡を見に行く。
百穴は軍需工場跡でもあり、二つとも心霊スポットといわれていますが、昼間見ると「なんかすごいなぁ」と言う感想。
一応百穴は昔の人の墓なので、それだけの数の死者が埋葬されていたわけなのですが、どうにも現代と埋葬方式が違いすぎて実感が湧かないですねえ。
あと、百穴ってひゃくあな、って読むんですねぇ(´・ω・`)
二箇所を見た後は、川越に行き軽く川越観光をしてから本番の南条さんのイベントを堪能。


数日前に急性胃腸炎を患ったのに、辛抱たまらなくてコースを頼み、めちゃうまな料理に舌鼓を打った後、めちゃ怖な南条さんの階段を堪能し、大満足のイベントでした!
ちなみに胃腸は数日後の現在、すこぶる快調です!

イベント終了後、時間が早かったので帰り際に「薬師堂のマキ」と呼ばれる心霊スポットへ。

ここはかつて村落があった場所だが、現在はそれらの村は移転しているそう。
なんでもラジオの音や人の声が聞こえると言われる場所で、もしかしたら場所の記憶が残っているのかもしれません。
しかしまあ例によって配信状は何も聞こえず……。
またキャンセラーの力が発動してしまったか(´・ω・`)
なお、見ての通り雰囲気はかなりあるところでした。
そんなわけで11月の旅の様子をご紹介しました。
改めて見ると、11月もいろんなとこに行ったなぁ、と思いますね。
そして今これを書いてて気付いたけど、前回10月分のブログを書いたのは10月29日。
その翌日、30日には山陰へと旅立つ、ということで前回のブログは終わっており、今回のブログには山陰のことを書いてない!?(´・ω・`)
ということで、また後ほど山陰についての記事も書くことにします。
出し惜しみとかではなく……完全に忘れてた!(´・ω・`)
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